株式会社グレインは、クラウド型のゴルフ場業務システムを2017年に開発着手し2021年にリリースしました。
会社設立時には「このタイミングでゴルフ場業務システムに参入するのは遅すぎる」という声や「業務システムの機能は多岐にわたるので開発コストがかかりすぎる」など、様々な反対意見がありました。
私たちは単にゴルフ場のシステムを作るために立ち上がったのではありません。課題の多いゴルフ場経営において、“何があればゴルフ場を継続して運営していけるか”を私たちも常に考え続けています。その中で、今、業界で必要とされているものの1つは“ゴルフ場にデジタル変革(DX)をもたらすクラウド型のシステム”であり、我々はその利用を通じて多くのゴルフ場の方に課題を乗り越えてもらうためにシステムの開発・販売を行っています。健全な経営を行っているゴルフ場には自然とゴルファーも集まるものです。より多くの方にゴルフの魅力を伝えていくことと同時に、まずは“魅力的なゴルフ場創り”のお手伝いをすることが我々の使命だと信じています。
会社設立当初、他業界ではクラウド型のシステムが次々にリリースされ、お客様は自社のニーズに合わせてオンプレミス型にするかクラウド型にするか選択することができるようになる中、ゴルフ場のシステムはオンプレミス型のシステムしか選択肢がありませんでした。
ゴルフ場業界だけクラウド型に切り替えることができず、ゴルフ場の方も新たなシステムを知らないまま運営している現状を見た時、この状態をどうにかして改善しなければならないと危機感を覚えたのです。
これまでのゴルフ場は、サーバやIT機器、ソフトウェアライセンスなどシステムを稼働させるために全ての機器を購入してゴルフ場内に設置していました。さらに、システム会社と保守契約を締結し、そして行政の仕組みや業務フローが変更になる度に提供するメーカーによっては高い追加メンテナンス料を支払ってきました。
これからの時代は、システムに必要なすべての機能を“利用する(レンタルする)”ことが一般化し、産業構造が大きく変わってきています。最適化された仕組みをうまく活用しながら、いままで支払ってきた費用を新たな投資に振り向けることで、より良い経営・サービスに繋げてもらえればと我々は願っています。
GRAIN CLOUD は、常にアップデートを行い続け、ゴルフ場の皆様が使いやすいシステムに仕上げていきます。これからの GRAIN CLOUD にどうぞご期待ください。
令和6年1月1日
株式会社グレイン
代表取締役 末冨 典男